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女性が多い企業必見!女性従業員が求める女性目線のオフィスとは

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女性が多い企業必見!女性従業員が求める女性目線のオフィスとは

女性が多い企業必見!女性従業員が求める女性目線のオフィスとは

「働く女性」という言葉を聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。
戦後の日本で、女性の社会進出という言葉が生まれてから年月が経ち、徐々に働く女性に対する理解が広がっていきました。何十年という時間を費やしながら日本の社会や企業は多様化し、変化を続けている現在でも女性の社会的地位の低さや偏見が垣間見られる出来事は存在しています。
では、働く女性から見た企業とはどのようなものなのでしょうか。また、女性社員が女性目線で見るオフィス、女性社員が求める女性目線のオフィスとはどのようなものなのでしょうか。

日本社会での女性の社会進出について

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

日本では、「女性の職場は家庭」という価値観が根強く、働く女性に対する理解が世界と比べ劣っているところがあります。それでも、戦後から法の改正やグローバル化により、日本の社会にも活躍する働く女性が増加し、女性の社会進出への理解が広がってきています。
女性の社会進出のためには、働く女性にとって働きやすい社会をつくることが第一です。女性は男性に比べ、妊娠、出産、育児など仕事だけでなく、プライベートに時間を費やす人生のイベントがあります。そのため、女性の働きやすさは、仕事とプライベートを両立させることができる、ワークライフバランスが整った社会、企業であると考えられます。
女性にとって、男性が培ってきた社会で働くことは簡単ではありません。「女性だから」、「女性なのに」という言葉を痛感しながらも、社会に食らいつく気持ちを持っています。しかし、女性の社会進出の現状は、産休や育休など女性のための制度を取得しにくい空気感、職場復帰への不安から退職してしまうケースや保育施設の不足による待機児童問題など、まだまだ解決していかなければならない問題が山ほどあります。反対に、このような産休や育休などに関わる職場の不安が晩婚化や少子化のような問題を加速させているように思えます。

日本の社会から見た「働く女性」とは

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

女性の社会進出が珍しかった時代では、「女性」という肩書と愛嬌、お茶くみ係などが定番となり、現在のように名刺を持つ女性はあまりに少ないものでした。しかし、時代の変化とともに活躍する女性が増え、今では、女性が働くことは一般的になり、夫婦でも共働きは珍しくありません。
では、日本の社会は、女性を歓迎しているのでしょうか。現在はさまざまな職業が存在し、女性の視点ならではの企業も少なくありません。
例えば、東洋経済オンラインによる女性が働きやすい会社ランキングを調べてみると、
1.福利厚生がしっかりしていること
2.社員の男女比が同等、または女性社員が多いこと
3.産休や育休を取得し、その後復帰している女性社員が多いこと
などがあげられます。女性社員が活躍でき、育児やプライベートの時間も仕事同様に確保できる企業は、女性が管理職に就くことができ、離職率が上がらないようです。
しかし、そのように女性にとって働きやすい環境がどの企業にもあるわけではありません。
私自身は、営業職に就いた経験があります。
会社の取り扱う商材がビジネス用品だったこともあり、大半が男性社員で女性の営業職がとても少ない企業でした。そんなオフィス内で男性社員の中に入り、一から営業を学ぶ日々です。そこで私が感じたことは、女性に対する偏見でした。男性社員から見ると冗談やコミュニケーションだったのかもしれませんが、契約を取ると
「契約、変な取り方してきてないよね?」
と笑いながら言われることや上司と親しくするとすぐに「媚びている」と変な噂が出たりしていました。
歳を重ねた今では笑いながら受け流すことや否定することも怖くありませんが、入社して夢を見ている新米の社会人だった私にとっては笑えるものではありません。
企業の見方は必ずしも女性を否定するものではありません。それでも、どこかでこうした嫌味のような冗談を言われるような環境や女性の制度を使用しにくい企業は存在しているのです。

女性社員から見たオフィスとは

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

働き方や環境づくりをテーマにした研究組織である、はたらく未来研究所が行った首都圏の中小企業の女性社員と経営者を対象としたリサーチ結果によると、経営者の6割が女性社員に対し、「努力している」と回答しています。しかし、女性社員の7割はオフィス内の環境づくりに対して不満を持っているという結果が現れています。それぞれの企業にとって働きやすい環境が異なるように、男性と女性でも働きやすい環境は異なるものだと思います。そのため、企業の考える環境づくりと女性の理想の環境が異なっていてもおかしくありません。
女性がオフィスに求めるポイントは、オフィスの雰囲気が大きいと考えられます。上記のリサーチ結果では、オフィスの印象を重視して就職を決めたという女性社員は4人に1人でした。女性は、自分自身の置かれている環境や雰囲気を気にしてしまう面があります。そのため、上司とのデスクなどの位置関係、オフィスの室温や匂いなど、男性が気にならないような点に環境づくりを求めていると考えられます。また、仕事と休憩のメリハリ、オンオフをしっかりつけるためのリフレッシュ設備に対して不満を持つ女性が多いようです。休憩室や喫煙室、食堂などでは、仕事モードと休憩タイムをしっかり分けられるようなリフレッシュ設備を望んでいます。
企業は、仕事の効率性や進捗状況を重視した環境づくりを求めますが、女性社員にとっての働きやすい環境づくりは、女性社員自身が仕事をしやすい環境であるかどうかが大きなポイントとなっています。
オフィスでの「働きやすい環境づくり」と一言で言っても、企業目線、男性社員目線、そして女性社員目線では見方も捉え方も異なってしまうものです。働く女性が増加している現在では、国や地域による女性の社会進出への支援が施されていますが、各企業内でも女性社員に対する価値観や見方を見直すことが必要かもしれません。これは女性のための企業の環境づくりではなく、女性従業員を含めた企業で働く社員にとって働きやすい環境を模索し続けることが企業の環境づくりなのかもしれません。

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