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コンセプトを持たせて企業の魅力を効果的に見せるショールームを造ろう

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コンセプトを持たせて企業の魅力を効果的に見せるショールームを造ろう

コンセプトを持たせて企業の魅力を効果的に見せるショールームを造ろう

最近、「大人の社会科見学」という言葉を耳にすることが多くなりました。企業の魅力をPRする場として、ショールームのオープン・リニューアルが増加しています。従来のショールームや展示スペースをはじめ、新たなタイプの施設も登場しています。
そんな企業のショールームはなぜ拡大しているのでしょうか。また、ショールームを通して企業の魅力を効果的に見せる方法についてもまとめていきます。

増加し続ける企業のショールーム

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

近年、企業のPR活動が盛んになり、展示スペースやショールームなどがオープン・リニューアルしています。一般の消費者をターゲットに、企業紹介や魅力を伝えるためにさまざまな経験や体験ができるものも多くなっています。それらは「大人の社会科見学」として子どもだけでなく、大人が楽しめる施設や、ツアー旅行が組まれるなどアミューズメントパーク化しているものまであります。では、企業にとってどのような効果があるものなのでしょうか。実際に関東地方にある人気のスポットを見てみましょう。
関東地方では、多くの企業がPR施設を造っています。その中でも消費者に人気なのが「他ではできない体験・経験ができる」施設や、「お土産がついた、コストパフォーマンスに優れている」施設です。普段オフィスでは見ることができない企業の内部を見られるだけでなく、さらに企業独自の魅力を消費者が身を持って体験できることが注目を集めています。そのため、企業のコンセプトや魅力が溢れるPR施設が人気を集めているのです。
例えば、神奈川県にあるカップヌードルミュージアムでは、「創造的思考」をコンセプトに、発明や発見の楽しさ、食の大切さなどをミュージアムを通して消費者に感じてほしいという思いが込められています。普段口にしているカップヌードルをカスタマイズし、オリジナルカップヌードルを作ることができ、大人から子どもにまで人気のある施設です。また、約3,000点のインスタントラーメンが展示され、日清食品株式会社の歴史をカップヌードルを通じて学ぶことができます。

ショールームを通してみる企業の魅力

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

企業が独自のコンセプトや魅力を伝えるショールームを、消費者はどのように見ているのでしょうか。
企業の内部を消費者が見ることはほとんどありませんでした。それは、企業に対する当たり前を感じていたからだと思います。しかし、食の安全をはじめ、消費者自身の生活環境の変化などにより、消費者が自分たちの安全を考える時代になりました。そのため、食品の生産をネットを通じて目で確かめることや生産者の明記が推奨されるなど、企業と消費者の信頼関係がとても重要視されてきたのです。その中での企業のショールームは、企業の認知度を上げるだけでなく、消費者に対する安心を示す格好の機会になっています。また、消費者側も企業に対する疑問や不安を自らの目で確認することができ、愛着や信頼を抱けるのです。
企業が行なうショールームでのPRポイントやコンセプトを消費者に理解してもらうためには、企業のショールームの見せ方が重要になってきます。効果的に企業を見てもらい、魅力を知ってもらうためにはショールームのあり方を見直すことが必要なのです。同じ商品の展示を行なうショールームでも、商品を陳列し、それに対する説明が記載されているだけのものではなく、今という時代を反映させたプレゼンテーションを行ない、消費者が受け身ではなく、自発的に体験できるものが巷の話題になります。
例えば、東京都にある防災体験施設「そなエリア東京」では、タッチパネル型のタブレットを使用し、体験型展示を行なっています。実際にエレベーター内で地震に遭遇したり、クイズに答えるなどのアトラクションをバランスよく体験することができます。オフィスという社員だけの空間を飛び出し、消費者へのメッセージとして開かれるショールームは、消費者が主体となり、自発的に行動・体験することが重要なのです。

コンセプトを持った企業の魅力を伝えるショールームを造ろう

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

企業のショールームは、消費者との接点の場となります。普段のオフィスでは消費者に見てもらうことができない企業のあり方を存分に表現する場です。そのため、企業がしっかりと自社の魅力を理解し、正しく伝わる活動を行なわなければなりません。消費者や地域とのより良い関係を築くこと、社員のモチベーションや意識を向上させることが目的になります。
ショールームでは、下記4つの点が企業と消費者の関係で必要とされています。
1.企業のファンづくり
消費者の素朴な疑問や「知りたい」という思い、ニーズに応えるショールームを行なうことで企業への信頼や安心が生まれ、消費者がお客様になっていきます。
2.顧客満足度の向上
ショールームという場所を通じ消費者を身近に見ることによって、消費者が求めていることなど生の声を聞くことができ、改善点や問題点を把握し、顧客満足度を向上させる結果につながります。
3.企業や社員のモチベーション向上
企業やそこで働く社員にとって、企業が認められ、評価されることは大きな自信やモチベーションにつながります。消費者の生の声で企業の必要性を感じることができ、企業自体の価値や魅力を改めて自覚することにつながります。
4.消費者や地域との関係構築
企業が地域の一員として、消費者や地域との信頼関係を結ぶことは、企業の成長にとって大きな影響をもたらします。
同業種の企業でも、企業の魅力やPRポイントは異なります。同系統の商品でも見せ方や使い方を変えることで新たな発見や魅力を知ることになります。そのため、ショールームの造り方は商品や企業の魅力ひとつひとつで大きく変わります。
ショールームの空間デザインからプレゼンテーションの仕方をはじめ、ショールームという企業と消費者の出会いの場を効果的に演出することが重要になってきます。また、企業のコンセプトに合わせた最適なコンテンツを使用することで、消費者の理解を深め、共感を得ることになります。つまり、消費者に対するおもてなしの心や発見・驚きを感じてもらえるショールーム造りが理想といえるでしょう。
ショールームは、企業のあり方を見直し、消費者に企業を認知してもらい、その特色・魅力を知ってもらうことが目的です。ショールームを通して、消費者との信頼関係を築き、顧客満足度の向上につなげることができます。また、企業側にとっても企業の価値を改めて理解し、仕事へのモチベーションや自信を再確認する機会になります。
普段見ることのできない企業の内部を明らかにすることで消費者の安心を得られるショールーム。コンセプトを持った魅せるショールームを造ることで企業を強くしていけるのです。

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