会社の引っ越しには、多くのお金がかかります。できる限り料金を抑え、格安で引っ越ししたいと思うのは、多くの引っ越し担当者の願いです。そんな担当者の方にとって耳寄りな、引っ越しを費用を格安に抑えるために3つのポイントをご紹介します。
意外と知られていませんが、引っ越しには「シーズン(=繁忙期)」があります。時期的に2月後半〜4月後半は、就職や入学などに伴って引っ越しする人の数が増え、その分引っ越し会社の料金も割高となります。また、9月〜10月、さらには12月も、転職市場が動きやすい時期であるため、会社を引っ越すのであれば、これらのシーズンは避けた方が無難でしょう。場合によって1.5倍の料金差が発生することもあるようです。格安の引っ越しを狙うのであれば「シーズン」は外せない要素といえます。
引っ越し会社の料金は、到着時間帯や曜日によっても異なります。到着時間でいうと、午前・午後といった時間を指定しない「フリー便」という方法を使えば、時間は予測できませんが、その分格安で配送してくれます。また、曜日に関しては「土・日・祝」に引っ越しする人が多いため、できれば避けたい所です。特に、土曜日の引っ越しをして、会社が始まる前の日曜日に片付けをした人が多いため、土曜日は一番料金が高くなりやすい傾向にあります。
よく引越し会社がオススメしている「◯◯パック」や「◯◯コース」といったオプションがあります。例えば、梱包費用一つとっても、オプションで頼めばそれだけ料金がかかります。テレビやパソコンなどの電子機器は引っ越しのプロに任せるとして、その他の自分たちで行える範囲の荷造りは、自分たちでやってしまった方が格安に仕上げることができるでしょう。最近では多くのスーパーで梱包用のダンボールが無料で配布されており、そういった材料を利用するのも一つの手です。
このように、引っ越しとは基本的な料金が決まっているものの、そのときどきの需要と供給によって、価格は大きく変動します。個人の引っ越しであれば避けられない点もあるかと思いますが、会社単位の引っ越しであれば、意外と調整はきくはずです。これらのポイントを参考にしながら、引っ越し費用を最小限に抑えてみましょう。但し、会社の引っ越し作業は、土日祝日に限定しているビルが多いので、くれぐれも確認したうえでスケジュールを立てて下さい。