オフィスの移転や空間デザインを専門に扱うオフィスコンサルティング会社。移転やデザインを依頼することによって、具体的にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。オフィスコンサルティング会社との契約を考えてる担当者の方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
オフィスコンサルティング会社と契約するタイミングで一番多いのは、オフィス移転のときでしょう。移転の際、彼らは官庁系を除くほぼ全ての手続きや打ち合わせを、あなたの代わりに行なってくれるでしょう。また、デザインの提案から家具の発注まで、プロの目線でアドバイスをしてくれるはずです。このように、オフィスコンサルティング会社を通すことで情報が一元化され、スムーズな移転が行えるようになります。コストパフォーマンスを考慮すれば、契約をした方がよいといえるでしょう。
オフィスコンサルティング会社の仕事は、何も移転時だけではありません。その後のフォローアップも行なってくれますし、契約すれば定期的なフィードバックを行なってくれます。会社の人間だけではどうしても気づけないコスト削減の方法や、業務効率化の方法を教えてもらうことにより、生産性や業績の向上といった効果が期待できます。特に総務担当者の方などは、小規模な会社の場合、社内に頼れる人がいない場合もあるでしょう。そんなときに外部のプロであるオフィスコンサルティング会社は、大きな支えとなってくれるはずです。
しかし、オフィスコンサルティング会社を雇うにはそれなりのお金が必要です。それに見合った効果が得られなければ、会社としては期待はずれということにもなりかねません。また、オフィスコンサルティング会社に全てを頼ってしまうことにより、依存心も少なからず芽生えてきます。自社スタッフの改善意識や問題発見の能力が、自ずと衰退していく可能性もあるのです。自社スタッフの能力を高めるため「あえて雇わない」という方針の会社もあるぐらいです。
コストに余裕があれば、ぜひ雇いたいオフィスコンサルティング会社。しかし、メリットばかりではないということも、忘れてはいけません。まずは「自分の会社の問題は自分で解決する」という気概が大事です。オフィスコンサルティング会社には、極力専門分野の知恵を借りる程度にしておきましょう。