「よしっ!デザイナーに依頼してお洒落なオフィスにするぞっ!」と思い立っても、適切な設計事務所に依頼しなければ、思い通りのデザインは出来上がらないでしょう。この記事では、一般的にはあまり知られていない設計事務所の種類とその特徴をご紹介します。
個性の強い建築家が経営する設計事務所のことで、人数は1人〜20人程度の少人数です。機能性よりもデザイン性を重視するのであれば、こうした事務所に所属するデザイナーに依頼した方がよいでしょう。また、こうした事務所はデザインに対するこだわりが強く、デザイン料が比較的高くなる傾向にあります。また、小規模な事務所であるため、各人が何件も案件を抱えていることが普通で、大手に比べるとスピート感はやや劣ることが多いようです。
スタッフが20人以上の中規模の設計事務所のことを指します。この規模の事務所は傾向として、デザイン性よりも機能性やコスト面を重視したデザインを得意としているようです。小規模な事務所をお洒落にしたいのであれば、アトリエ系事務所がオススメですが、大規模な法人事務所などのデザインであれば、この規模の設計事務所に依頼する方が得策です。また、この規模になれば、自社の望むデザインと、そのデザインが得意分野であるデザイナーに出会える可能性も高くなってきます。
大手ゼネコンの設計部門も、デザイナーを抱えてオフィスのコンサルティングを行なっています。圧倒的なマンパワーで工事を進めるため、スピードは組織型事務所よりも早いと言われています。また、大手のスケールメリットによりコスト面だけで考えるとコストパフォーマンスは比較的高いようです。しかし、一度そのゼネコンで施工することが決まると、デザインから完成まで全てそのゼネコンの関連会社が行うため、結果的にコスト高になる可能性があります。最初の交渉時点で、しっかり話しを詰めておきましょう。
このようにデザイン設計事務所といってもいくつか種類があり、それぞれに得意分野や持ち味が違います。まずはそこがどういった事務所かを調べ、自分たちがどういったデザインを求めているのかを明確にしておきましょう。