GR Japan株式会社様は、政策分析や立案を専門とする公共政策アドバイザリー会社です。政治・行政の実務および外交・貿易交渉などの経歴を持つ専門家が、豊富な人脈と経験を活かし、政策動向のモニタリングから政策提言活動まで、お客様のご要望に即したサービスをタイムリーに提供されています。
この度、オフィスのレイアウト変更工事をお手伝いさせていただきました。
―フリーアドレス―
GR Japan様がはじめてオフィスのフリーアドレス化を検討されたのは2019年のことでした。執務室が2フロアに分かれていることによるコミュニケーション不足を解消するため、フリーアドレス化し、1フロアへ集約したいと考えられました。しかし、当時は自分のデスクがなくなる不便さを感じる一方、フリーアドレス の利点が見えにくく、実施には至らなかったそうです。
そのような経緯のあったフリーアドレス化について、1年越しに再度検討することとなりました。きっかけは、新型コロナウイルスの流行による在宅勤務社員の増加でした。それにより、使われていない席やスペースがあることが誰の目にも明確になりました。また、コロナが長期化するにつれて社員も在宅業務に慣れ、全員分のデスクがなくても仕事ができることがわかり、在宅勤務の定着を見据えて新しい働き方に合わせた新しいオフィスの検討が開始されました。
―様々な席とエリア―
新しいオフィスは「コミュニケーションハブとなるような役割を持ったオフィスにしたい」という想いを伺い、在宅勤務にも取り組む中で『ワクワクする、行きたくなるオフィス』をコンセプトとしています。コミュニケーションを重要視されるのには、GR Japan様にとって情報が重要なお仕事であることが背景にあります。ご担当者様は、様々な経歴を持つ社員がいるため、社員同士がお互いに情報を交換することで、実は身近なところで問題が解決したり、知りたい情報が手に入ったりすることもあるはず、と考えていらっしゃいました。プロジェクトチーム内だけでなく、他のチームの何気なく聞こえてくる会話から「その情報聞けて良かった」「私にもその話聞かせて」というようなコミュニケーションが生まれる空間を目指し、様々なエリアを設けた空間をご提案しました。執務室内には、ハイカウンターやソファブース、ラウンジスペースなど、ABW(※1)の考え方を盛り込んだ各エリアがあります。高低差のある席により目線が交わりやすく、自然と会話が生まれるようなデザインと、気軽に集まって会話ができる空間があちこちに用意されている点がポイントとなっています。
レイアウト変更から2か月ほど経ち、「出社する度に席を選ぶ楽しさがある」「席を変えることで気持ちがリフレッシュできる」というお声をいただいています。
※1:Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の略。オフィスの内外問わず、仕事内容に合わせて自由に場所を選択できる働き方のこと。
<執務エリア>コーポレートカラーの赤色をポイントとしたカラーリング
フリーアドレス化については、過去に社内で議論が紛糾したこともあり、新しい働き方になることに対して社員の同意を得ることは大変でした。「自分のデスクを手放す代わりに、どのようなオフィスであればみんながハッピーになれるのか」を考えるため、社内でアンケートを実施しました。その結果を基に、少しでも意見を盛り込めるように空間をデザインしていただいています。また、コロナ禍で在宅勤務が可能であること、空席が多くオフィスを活用しきれていない実態があったというタイミングも良かったと思います。
様々なテーマを持った空間を提案していただけた点が私たちの「ワクワク」というキーワードにもマッチし、MACオフィスさんへお願いすることとなりました。いただいた提案から新しいオフィスをイメージしやすかったところもポイントでしたね。ご対応いただくなかで何より良かったのは、お任せできる「安心感」があったことです。こちらの希望したことを抜け落ちなく全て加味して提案いただけたことで、次の話、次の話と、打合わせの度にプロジェクトが前進するのを感じました。そのテンポの良さで進めていただけたからこそ、時間のないなか私たちの希望の工期に間に合うことができたのだと思います。
<フリーアドレス席>チームで話せる場から、1人で集中できる場まで様々な席を用意
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