アクセリード株式会社様(以下アクセリード様)は、ヘルスケア・プラットフォーム事業を展開する企業グループです。日本のみならずグローバルのヘルスケアビジネスに貢献をされています。
昨年行われた本社移転プロジェクトについてお話を伺いました。
プロジェクトのきっかけは事業の拡大でした。以前は事業基盤のあった湘南(神奈川県)にオフィスを構えられていましたが、新プロジェクトの始動により東京都内の企業等とのやりとりが増加し、ウェブ会議等でのコミュニケーションや長時間の移動にストレスを感じていたそうです。さらに採用活動においても東京にオフィスがあるメリットが大きいと考え、今後の事業展開を含めて検討し、親会社が入居するビルへの移転を決められました。新オフィスの設計にあたっては、親会社の「姉妹オフィス」をコンセプトとしたため、グループ会社の施工実績がある弊社へお声がけいただきました。
アクセリード様が求められていたのは、広々と感じられる窮屈感のないオフィスと緑を取り入れること、そしてBarエリアです。これらにより社内のコミュニケーションが取りやすく、在宅勤務に取り組む中でもあえて出社したくなるようなオフィスづくりを目指しました。
約53坪のスペースをどれだけ効率良く、広々と感じられるように設計するかがポイントの1つとなりました。そこでネックとなっていたのが会議室です。会議室を設けたいと考えた時に、個室をつくると使わない時のスペース効率が悪くなることと、壁を建てることにより窮屈な印象になってしまうことが懸念事項でした。そこで会議室の間仕切りの一部を可動式とし、会議が無い時には開放することでスペースを広く使えるように設計しました。さらに間仕切りをガラスにすることで圧迫感を与えず、広々と明るいオフィスとなっています。
期待されていたのは、“あえて出社したくなるようなオフィス” “出社した際にはコミュニケーションが取りやすいオフィス”です。座席は全面フリーアドレスとし、公園で子供がブランコや砂場、滑り台と好きな遊具で遊ぶように、様々な席がある中で社員の皆様が好きな席を選んで仕事をすることが出来ます。これから新しいメンバーが増えた際にも部門や部署の垣根を超えて会話が生まれるような、遊び心のあるオフィスが出来ました。グリーンの壁面が印象的なエントランスや、芝生のようなカーペット、植栽を多く取り入れ、「姉妹オフィス」として親会社とリンクしたデザインにしています。原色を多用したカラフルで楽しい雰囲気でありながらも、家具やカーペットなどの色調を彩度の高いグループで揃えることで、まとまりのある空間となるよう設計しました。
アクセリード様では、出社した際にコミュニケーションが図りやすい場をいかに設けるかということを重視されており、それが集約されているのがBarエリアです。他のエリアとは対照的に、シルバーで統一したシンプルな空間とすることで印象的に映るようにしています。近未来をテーマに、オフィスらしさを感じさせない鏡面仕上げの床材や特注のハイカウンター、椅子、照明器具など細部までこだわりが詰まったエリアです。窓が多く眺望の良さが物件の特徴の1つですが、その自然と人が集まりやすい窓際に配置した点もポイントとなっています。終業後にはたまにはお酒等を飲みながら楽しく会話ができ、コミュニケーションが深まるアクセリード様のオフィスのシンボルとなる空間ができました。
親会社のオフィスを見ていたのでイメージ通りに良いオフィスが出来たと思います。富士山や東京タワー、スカイツリーまで望め、夕日がきれいな環境も気に入っていて、気分を変えたいときには窓側の席を利用するなど各々が好きな席を使って仕事ができています。会議室の可動式の間仕切りは誰でも自由に操作できて便利です。1室だけ防音性を求めて開放できない仕様にしましたが、会議の内容など用途に合わせて活用しています。
出社した時に密にコミュニケーションが取れる、その為のオフィスが求められるのではないでしょうか。企業によって様々だと思いますが、出社と在宅勤務のハイブリッドが主流になっていくと思います。当社の場合は人数もあまり多くないので、良いかたちでコミュニケーションを取れる場にしたいと思いBarエリアなどを設けました。在宅勤務も選択できる中で、わざわざ時間をかけて出社をするのであれば快適で生産性が上がるオフィスがいいですね。
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