乾燥肌の人や風邪防止には欠かせない加湿器。従来の加湿器はサイズも大きく、オフィスに置くと少しかさばってしまうのが難点でした。しかし、最近では机に置けるサイズの卓上加湿器が登場し、オフィスで大活躍しています。その効果、購入の際の注意点などをご紹介します。
まず気になるのが加湿効果が期待できる範囲。種類によって多少の差はありますが、一般的な卓上加湿器であれば1畳〜2畳程度の範囲をカバーできると言われています。オフィスに置くのであれば、自分のデスクと両隣のデスクは加湿効果が 期待できるでしょう。また、より効果的に活用するのであれば呼吸をする口に近い場所に設置するのがポイントです。また、喉や肌だけでなくパソコンなどのドライアイでお悩みの方にも少なからず効果があると言われています。
卓上加湿器には大きく分けて以下の4タイプがあります。
・スチーム式
・超音波式
・気化式
・ハイブリッド式
加湿力が高いのはスチーム式、音が静かなのは超音波式、電気代などコスパが良いのは気化式、と各々特徴があります。また、最近ではアロマを使用できるタイプや加湿器本体を除菌できるタイプ、紙製の卓上加湿器なども登場してきており、バリエーションも豊富です。自分がもっとも求めている機能を軸に、各タイプの性能を比較しながら選んでいきましょう。
卓上加湿器を設置する際は、先にも述べた通りなるべく顔に近い位置に設置しましょう。また、自分のデスク周りでも比較的暖かい場所に置くことで蒸気の発生を促し、より効果が発揮できるでしょう。逆に置かない方が良い場所としては、蒸気が逃げてしまう換気扇の周りや、結露やカビの原因となる可能性のある壁や家具の近くなどが挙げられます。その他、卓上加湿器はそこまで大きな加湿効果はないため、PCが蒸気で壊れてしまうといったような心配は特にする必要はないでしょう。
持ち運びが便利で軽いため、オフィスで何かと重宝する卓上加湿器。喉だけではなく、肌や目も潤してくれる優れものです。各タイプの特徴を知った上で購入し、その効果がもっとも発揮できる場所に設置してみましょう。