会社の福利厚生は働くスタッフのモチベーションを左右する重要な要素。しかし、最近の福利厚生は有給や社員食堂の充実などに留まりません。着ぐるみの貸し出しやライブステージで演奏ができるなど、独自の変わってる、おもしろ福利厚生を実施している会社をご紹介します。
DSPを展開している「フリークアウト」の福利厚生は思わず「変わってる! 」と声が出てしまいそうなものばかりです。社員2人以上でランチを食べに行くと料金がただになるフリーランチ、様々な部署とランダムで交流を持たせるようなシャッフルランチ、部活、リラクゼーションルームの完備、携帯・PCの無料支給、など働くスタッフに気持ち良く働いてもらうための工夫が随所の施されています。また、社内にライブステージも完備されており、気が向けば誰でも演奏ができるという音楽好きにはたまらない設備も魅力です。
Webマーケティングの会社であるギャプライズの社内には、数々のおもしろ福利厚生が存在します。例えば、「服装を変えればムードも変わる」との気持ちから、着ぐるみを常にたくさん用意してあり、仕事中の着用が認められているのです。自分や周囲の気分を盛り上げたいときに活用されているのだとか。他にも、社内で「この人をこんな風に喜ばせたい」といった気持ちのある人には、プレゼンを行ってもらう制度があります。もしそのプレゼンが社内の審査を通過すれば、通常に支給される有給休暇とは別に、有給休暇が支給されるという仕組みです。おもしろ、変わってる福利厚生といえば「ギャプライズ」というぐらいにユニークな会社なのです。
世界最大の検索エンジンを展開する「グーグル」。会社の福利厚生にかける姿勢は生半可なものではありません。無料の社食や散髪、社内での医療などに加え、最近では「死亡手当」も新たな福利厚生の項目に加わっています。この制度は、「スタッフが亡くなってから10 年間に渡り毎年、配偶者もしくはパートナーに死亡社員の給与の半額を支給し続ける」というもの。さらに子どもが未成年の場合は19歳になるまで子どもに対する手当も支給されます。おもしろや変わってるだけではない、社員の幸せを最大限に考えた福利厚生といえるでしょう。
このように、各社おもしろ制度や他社から見ると変わってる仕組みを導入したりと、福利厚生にかけるそれぞれの想いが伝わってきます。手法は違えど、その根本にあるのは「スタッフにいかに気持ち良く働いてもらうか」「スタッフを大事にしよう」という姿勢。自社の経営においても、見習える部分は見習っていきたいものですね。