マンガの内容はイラストとストーリーがあるため覚えやすく、中には下手な書籍よりもビジネスを学べるものがあります。「本が苦手だけどマンガなら読める」という人にぜひおすすめしたい3つのマンガをご紹介します。
「ドラゴン桜」で有名なマンガ家、三田紀房が描く起業物語が「マネーの拳」です。主人公はボクシングの元世界チャンピオンですがビジネスは全くの素人。その主人公がメンターと出逢い、儲けるビジネスの原則を知り、従業員の内紛・離反を乗り越えていく内容には、「これでもか!」というぐらいのベンチャーあるあるが登場します。成功確率を上げるためにも、独立・起業を考えている人にはぜひ一読しておいて欲しい、起業が学べるマンガです。
言わずと知れたサラリーマンマンガ、島耕作シリーズ。刊行当初は平社員であった島耕作が、今では会長になっており、その出世ストーリーが疑似体験できます。出世における派閥争いや足の引っ張り合い、さらには社内恋愛だけでなく不倫まで、綺麗事だけではないビジネスの世界を学べる骨太な内容です。第1巻から30年以上の月日が経過しているため、初期の内容はやや現代とは離れてしまっていますが、それでもビジネスの本質を垣間見るには最適な一冊といえるでしょう。
何度もドラマ化されている人気マンガ、「ナニワ金融道」。大阪を舞台に繰り広げられる、徹底的に生々しいお金の話は、厳しい現実に負けない強かさを学べる内容になっています。夜逃げ、差し押さえ、借金の踏み倒し、交通事故の交渉など、法律や理想論だけではカバーしきれない「本当の所」を掘り下げており、トラブル回避のための具体的な方法も数多く記載されているのが魅力です。ビジネスをする上で、リスク管理の観点からもおすすめの一冊といえるでしょう。
ここで紹介したマンガには、ビジネス書やMBAの教科書には載っていない「リアル」な内容がストーリーとともに学べるようになっています。理論だけで頭でっかちになってしまわないように、こうしたマンガからも知識を取り入れておきましょう。