「はぁ…、何かやる気出ない…。」仕事をしているのであれば、そういった経験をするのは一度や二度ではないはずです。そんなときは無理して「甘えるな自分!頑張れ自分!」と意気込んでもあまり効果はありません。短時間で出来る、具体的な方法を使ってモチベーションをアップさせましょう。
「頭で考えてから体が動く」と思ってしまいがちですが、人間の体は実はそんなに単純ではありません。体を動かすことによって脳へ刺激を送り、モチベーションをアップさせることもできるのです。
・「軽い筋トレをする」
筋トレをすると、テストステロンというホルモンが分泌され、体が「仕事モード」に切り替わります。腕立て伏せやスクワットなどでテストステロンを呼び覚ましましょう。
・「仮眠をとる」
モチベーション低下の原因が、もしかしたら睡眠不足かもしれません。そんなときは15 〜20分の仮眠が有効です。
・「とりあえず5分だけ何も考えずやる」
この方法のポイントは「とりあえず5分だけ」という点です。人は車と一緒で、何か行動し始めるときそのスタートに一番労力を使います。何も考えずに手を動かすことで、次第にギアが上がっていくのです。
体に訴えかける方法以外にも、周囲の環境設定をしてモチベーションのダウンを防ぎましょう。
・「デスク周りを片付ける」
身の回りが片付いていないと、仕事の資料も見つけにくく、作業もはかどりません。仕事のとっかかりにデスク周りを片付けるのは有効です。
・「ヘッドホンで外部の音を遮断する」
周囲の雑音を遮断するために、職場環境が許すのであればヘッドホンなどを着用しましょう。特にコード作成や文書作成など、一人で集中したいときにはおすすめの方法です。
・「衝立などを使って視覚を制限する」
余計な物が目に入れば、人は無意識レベルでそこに注意を向けてしまいます。衝立などを使って視覚を遮断する、もしくは視覚的に邪魔なものが無い場所での作業を心がけましょう。
体を使った方法や環境設定に加え、仕事の仕方にちょっとした工夫をするだけでモチベーションは大きく左右されます。
・「周囲に宣言or進捗を相談できるライバルを設ける」
人は「誰かに見られている」という意識が働くと、頑張るものです。自分で自分をモチベートできるに越したことはないですが、それが難しい人は周囲に宣言したり進捗を相談できるライバルを設けたりするなどしてみましょう。
・「ベイビーステップを設ける」
目標が高ければ高いほどよい、というわけではありません。個人差はありますが、高すぎる目標は超えることができない状況が続くとモチベーションダウンの原因となってしまいます。「これなら大丈夫」という小さくて低い目標(=ベイビーステップ)を設けて、そこを着実にクリアしていく方法も有効です。
・「成果は全て数値化する」
自分のした仕事が成果として実感できる場合とできない場合では、モチベーションに大きな差が出ます。成果を数値化することによって、「これだけやった」と自ら実感できれば、モチベーションはおのずと維持できるでしょう。
頭と体は密接に関係しています。そのため、いくら頭で考えてモチベーションを上げようとしても、その方法には限界があるのです。実際に体に働きかける、環境を変えるなどの「行動」がモチベーションアップには何より大切といえるでしょう。