オフィス家具や文房具で有名なコクヨ。特にノートは誰しも一度は目にしたことがあるでしょう。そのコクヨが、最近は物販だけでなく、オフィスのコンサルにも事業を拡大しています。この記事では、文具メーカーならではの特徴や強みを活かしたコクヨのコンサルティングに迫ります。
コクヨは本来が文具・オフィス家具メーカーです。そのため、オフィスのコンサルティングにあたり、自社製品で備品や家具を調達することができます。本来は依頼主からコンサルを通して家具メーカーなどに発注しますが、コクヨであればその手間が省かれるため、結果としてコスト削減が可能となるのです。また、全てをコクヨ製品で取り揃えることによる一括発注で、少量ずつを複数社に発注するよりも、価格を抑えて備品を取り揃えることができるでしょう。
オフィス移転のコンサルに関しては、コンサルタントは非常に多くの会社とやり取りをする必要があります。地元密着型のコンサルであれば、どうしても「お抱え企業」ばかりを選んでしまいがちです。しかし、コクヨは全国的に様々な会社と繋がりを持っているため、そういったしがらみに囚われることはないでしょう。内装工事、引越し運送、各種防災設備、情報機器関連など、多数の会社を参考に、全国的な基準で考えて、フェアな取引を提案してくれるはずです。
コクヨはオフィスの移転だけでなく、文書管理のコンサルティングも行なっています。セキュリティ強化、効率化、ペーパーレス化など、オフィスの情報整理に特化したコンサルティングは、これまで無数の企業オフィスを取り扱ってきたコクヨの専門分野ともいえます。また、オフィス移転も、こうした文書管理コンサルティングのノウハウを活かしているため、デザイン性だけでなく、非常に高い効率性も兼ね備えたオフィス設計をしてくれることでしょう。
オフィス移転や文書管理に関するコンサルティグは数多くありますが、その中でもコクヨは特に信頼できる会社の一つといってよいでしょう。それは、備品・家具のコスト削減、全国的に広がる取引先、さらには文書管理との相乗効果など、本来文具メーカーから出発したコクヨだからこその強みといえます。但し、コクヨは大手メーカーですので、比較的小型な商談に対してスピーディーに動いてくれるかは保証できません。