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マネージャーが知っておきたい、新人社員に対してのNG指導とは

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マネージャーが知っておきたい、新人社員に対してのNG指導とは

マネージャーが知っておきたい、新人社員に対してのNG指導とは

新入社員を迎える季節となりました。毎年新たな部下を迎える上司や先輩同僚もいれば、初めての後輩を迎える先輩同僚もいることでしょう。昨今の新入社員達が「ゆとり世代」、「さとり世代」などと呼ばれる中、彼らにどう指導していけばいいのか、毎年頭を悩ませるという人も多いです。指導方法の中でも自分の新入社員時代と現在とでは違います。彼らに対してやってはいけない指導とは何かをご紹介していきます。

最近の新入社員の傾向とは

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

新入社員達が生まれたのは日本のバブル崩壊の後です。生まれた時から不況下にあったため、周りの大人達からは常に安定を求めるように育てられてきた傾向が強いです。
いわゆる「さとり世代」と呼ばれる彼らの特徴として挙げられるのが、全員に当てはまる訳ではないにしても、そもそもの物欲に乏しく、基本的に贅沢を好まない傾向にあります。地方に住んでいて必要にならない限り自動車を欲しがることもなく、仮に必要に迫られて自動車を持つとしても高級車には興味を持たずに軽自動車で満足していたり、海外旅行へ行きたい、高額なブランドの洋服やバッグ、アクセサリーなどを身に付けたいという願望も見受けられません。
人間関係も人を見て付き合うので、面倒だと思うと積極的に関わろうとはしないように見受けられます。
その背景には、現代のIT化が進み、情報社会となったことが原因として挙げられます。昭和の時代にはテレビのニュースや新聞でしか入ってこなかった大人の汚い情報も、今やインターネットで簡単に垣間見ることが出来てしまいます。インターネットが発達してきた時点で既に大人になっている人達に、その情報が全て正しいと信じている人はそう多くはないと思います。しかし、子供時代に好奇心を持ち、インターネットで様々な情報を目にすれば鵜呑みにしてしまう可能性が高く、将来に対しての希望や夢もインターネットに広がるノウハウ系のサイトや誰が書いているのが全く分からない掲示板などを見ることによって現実を見るようになり、意欲が減退して冷めてしまうといった傾向もあるようです。
何事も経験する前から、真偽のほどが分からない前知識だけをたくさん持って、悩んできた世代が「さとり世代」と言われる所以なのでしょう。

新入社員にやってはいけない指導方法

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

新入社員は初めて社会人となり、その会社に入社してきます。当然のことながら、初めからいきなり全て出来る人間など存在せず、最初は戦力にはなり得ません。それをどう導いていくかが上司や先輩の指導にかかってきます。
ではどのように指導したらいいのか、新入社員の意欲を削いでしまう、やってはいけないことをまとめてみます。
まず、仕事が分からないからと言って説明もせずに単純作業ばかりをさせるのはNGです。
配属された部署が会社全体にとってどのような役割があって、その仕事がどう影響するのかをきちんと説明しましょう。何も分からずにただ断片的に単純作業をやらされるのは、新入社員でなくても嫌になってしまいます。全体的な業務の流れを説明し、その業務や作業がその流れの中のどの部分に相当するのかをしっかり伝えれば、仕事を覚え始めるきっかけにもなっていきます。
また、単純作業だからと言って、教えるのを怠ることはやめましょう。
どんな単純作業にも手順があります。自分達は慣れているから当たり前のことだとしても、新入社員にとっては全てが初めてのことなのです。初めは作業するのを一緒に見ていて、分からないところについての質問を受け付ける余裕が欲しいものです。そこから少しずつ仕事が分かるようになってくると新たな疑問が生まれてきます。最初は何が分からないのかさえ分からなかったものが分かるようになり、上司や先輩に質問できるようになるということは、本人の中で考えて整理をし始めているということです。それを見逃さないようにすることが大切です。
出来ないからと言ってイライラするのもNGです。
経験がないのですから、ミスもしますし、うまく出来なくて当たり前だということを頭に入れた上で、出来ない原因は何か、分からないことは何か、どうすれば出来るようになるかなど、本人に考えさせるようにしましょう。そして本人の考えたことをよく聞くことが重要です。まず話を全部聞いてから、必要なところをアドバイスします。新入社員が戦力になっていくために、その繰り返しが必要なことなのです。

せっかく採用した新入社員が辞めてしまわないために

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

新たな風として入社してきた新入社員を指導するには、時間も費用もかかります。本人の素養や向き不向きもありますが、指導方法が良くなくて辞めてしまうケースもあります。
辞めてしまう原因で一番大きいのはやはり人間関係です。上司や先輩とのコミュニケーションがうまくいかず、一人で悩んで辞めてしまうというのは非常にもったいないことです。指導する側も自身の仕事をしながらの指導ですから、新入社員には育ってもらわなくては困ることになります。では、新人社員がどのようなことに悩み、どう対応すればいいのかを挙げていきます。
業務上の指示は分かりやすく的確にしましょう。
新入社員には特に、何がどこにあってその業務がどう完了して本人の手元から次の人へ渡っていくのかを明確に説明しましょう。
上司や先輩の仕事が忙しいのは分かりますが、指示を曖昧にしてはいけません。
毎回曖昧な指示をしておいて、新入社員が質問したくても忙しそうな上司や先輩に声を掛けづらいという状況を作りだしてしまっては、分からないことも解消されずにミスして怒られて、嫌になってしまうということになりかねません。
また、新入社員が仕事が出来ないことで、上司や先輩が忙しいからと言って新入社員に割り振った仕事を自分でしてしまってはいけません。新入社員にとっては自分が信用されず、必要とされていないと感じるのはつらいものです。何度ミスをしても質問をされても、それをフォローして業務を遂行出来るようになるまで指導することが上司や先輩の仕事でもあります。面倒だからと言って「私がやっておくから」というのは厳禁です。
せっかく入社してきた新入社員です。会社で長きにわたる戦力として一緒に業務にあたるためにも、正しく指導していきたいものです。伝えることはしっかり伝えて、一日も早く職場の一員として仕事に慣れるようにフォローしていくことが大切です。

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