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効率よく通路を確保するために動線の計画を行おう

オフィスのお役立ち情報

効率よく通路を確保するために動線の計画を行おう

効率よく通路を確保するために動線の計画を行おう

従業員、特に内勤担当がオフィス内で快適に仕事を行うために、「動線=通路の確保」は一つの課題となります。内勤は必ずしも一日中パソコンの前で座りながら作業をするわけではなく、時にはFAXやコピー機で書類の処理、そして上司などに報告や相談をするためにオフィス内を歩き回る必要が出てくるからです。今回は動線の基本的知識と、どのような動線を確保すれば良いのか検証していきましょう。

動線ってなに?基本的な知識を身に付けよう!

【引用元:pakutaso】
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そもそも動線とは何なのかを最初に見ていきましょう。
オフィスは主に内勤の従業員が1日中働く場所です。働きやすさを求めるのはもちろんですが、効率的で快適なレイアウトを作り出し、さらに安全で機能性の高い場所を目指さなければなりません。デスクの並べ方やミーティングルーム、来客者を迎える応接室の場所などを効果的に配置するのが基本となりますが、「動線の確保」も同様に重要です。
動線とは、モノや人が自然に移動する時に通ると思われる経路を「線」で表すことを指します。今回の検証課題では特に、オフィス内で従業員がどのように動いているのかをシミュレーションした上で、歩きやすいような通路を確保する事が目標となります。
通路の確保、とは言っても、極端に(通れる通路が)少なすぎたり多すぎたりする通路では意味がありません。通路が少なく、さらに幅も狭いとなると大渋滞が起き、仕事の上でも非常に効率が悪くなってしまうのは容易に想像できますが、通路が多すぎるのも一つの問題です。複数の通路がぶつかり合う箇所では、従業員同士の接触事故が起こる可能性も否定できません。
動線の確保を担当する人は、仕事が非効率になってしまうような要素はしっかりと排除して計画を立てるようにしましょう。

動線を確保する上での重要なポイントを探る!

【引用元:pakutaso】
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動線を確保する上で、重要となるポイントをもう少し掘り下げて検証していきましょう。
まず、人の通行量が多いメインとなる動線を明らかにし、メインとサブがはっきり分かれているか(メインの動線が3本、4本と作られていないか)を調べましょう。特にメインの動線においては、少し調整するだけでも移動距離や作業効率がかなり変わってきます。A地点からB地点までの距離を極力短くすることで、長い目で見ると従業員のオフィス内移動における負担が軽減され、仕事をする上でもプラスに働くようになります。
さらに迷路のように複雑な動線は作らないようにすることが大切です。少し離れた人と仕事上のコミュニケーションを取るために複雑な通路を通らざるを得ないようでは、非効率となってしまうからです。可能な限りシンプルな動線を作り出すようにしましょう。
また、人が複数人通れるような広さの通路も確保するようにしましょう。人が1人やっと通れるような狭い通路では大渋滞が起こり、これもまた仕事上非効率となってしまいます。
こうした基本的なポイントを考慮に入れ、原則的にオフィスの入口から目的地まで、あまり時間がかからないような動線を作り出すことで、そこで働く従業員はもちろん、来客者にとっても不快さを感じさせないオフィスが出来上がるのです。

動線確保の重要性を防災面、法律面の観点から検証

【引用元:pakutaso】
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動線を確保することは、さらに2つの観点においても重要な意味を持つことになります。
最初に考えられるのは防災面です。普段はなかなか気づきにくいものですが、災害はいついかなる時に起こるか分かりません。地震、火事といったものがそれに当てはまりますが、特に地震に関しては、近年日本列島において大地震に見舞われるケースも多くなっており、防災意識が高まる契機となっています。従って、オフィスの動線計画においても災害を想定したものが重要視されるのはある意味当然とも言えるでしょう。具体的には、外に逃げ出すための避難路の確保、オフィス家具などが倒れてきてもそれを瞬時に避けられるようなスペース(通路)の確保が対策として重要となってきます。
次に重要となるのが、法律面との兼ね合いです。オフィスを作るのには一定のルールがあり、その目安となるのが建築基準法です。床面積が200平方メートル以上の部屋は、ある程度の通路幅の規定があるのです。FAX機や書類の山などでこうした幅が狭められている場合は、是正勧告を受けるかもしれません。基本ルールを遵守した上で、各々のオフィスにおいて効率の良い動線を作り出していきましょう。

具体的な動線の間隔を検証。一体何メートル必要?

【引用元:pakutaso】
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オフィス内で快適に思える動線を確保したい時に、どれくらいの間隔を空けたら良いのでしょうか。それぞれのケースにおいて具体的に検証していきましょう。
1:メインとなる通路
多くの従業員が通ることになるメインの通路は、動線確保の上で最も基本的な考慮事項となります。最低限、2人の従業員が肩をぶつけることなく、余裕を持ってすれ違えるだけのスペースを確保しましょう。成人男性を基準にすると、大体1.2メートル位の幅が理想とされています。
2:壁際とデスクの間
座席と壁の間の通路幅はどれくらいが良いのでしょうか。基本的にデスクで座っている場合、45センチほどのスペースが仕事をするのに最適な幅となります。従って、背後の壁部分と合わせて1.5メートルほどの幅があれば余裕を持って通過できるでしょう。
3:デスクとデスクの間
2人が背中合わせでデスクワークをしている場合、その間の距離を空けることは通路の確保につながります。座っている人と人の間を通過するような形となり、その間は1.8メートルあれば余裕があり十分ですが、最低限1.4メートルくらいの距離でもOKとなります。
4:2つのデスクの横側の間
デスクが横並びになっている時、その間でとるべき空間の距離は、この部分には基本的に座っている人がいないので、90センチもあれば十分となります。ただし、横側がメインの通路となる場合は1.2メートルの幅が必要となってきます。
以上見てきたように、オフィス内において一定の通路=動線の確保を計画することは、色々な観点から重要になってきます。従業員が歩きやすくなり、仕事上の効率が良くなることはもちろん、建築基準法の観点における基準のクリア、そして何よりも災害に対し従業員の安全を確保する経路=避難路を作り出すことに役立つのです。それぞれのオフィス内のレイアウトに合わせた、快適と思えるような動線の確保を目指しましょう。

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