引っ越しに関して、施工会社選びは重要な要素の一つです。しかし、多くの施工会社から、どこを選べばよいのかよく分からない人も多いことでしょう。そこでの記事では、複数サイトの調査結果から、どのサイトでも評価ランキングでTOP5に入っている3社をご紹介します。
鹿島建設の口コミ評価で目立ったのは「発注者の要望を受け入れる姿勢が強い」「アフターサービスが充実している」というコメントです。鹿島建設では、自社が施工した建物に対して、その後の長期修繕計画やアフターケア計画、顧客が自分でできる簡単なメンテナンス方法等を書類化して顧客に渡しています。施工にかかる費用だけなく、施工後にどれぐらいの維持費がかかりそうなのか、といった予測は、顧客からすると嬉しいポイントです。このようなフォローもしっかり行っている点が、会社の良い評判へと繋がっているのでしょう。
竹中工務店は「高いデザイン性のある会社」「企画力の高い会社」として評判がいいようです。自社ホームページとは別に、デザイナーやそれまでのデザインをまとめたサイトも開設されており、デザインへの強いこだわりが伺えます。コストや品質での差別化が難しくなっている現代において、言語化できないデザインの要素は今後さらに重要になってくるでしょう。さらに、大手ゼネコンの中では珍しい「非上場」の会社であるため、ともすれば利益追求となりがりな株主の影響が無く、独自の企画を打ち出せるのも評判を呼ぶ強みといえるでしょう。
「デザイン性」「アフターサービス」「クレーム対応」といった全ての項目で上位にランクインしているのが清水建設です。「ここだけは他社より抜きん出ている」といったずば抜けた特徴があるわけでないですが、すべてが平均以上の水準を保っているため、トータルでみるとかなり評判の良い会社といえるでしょう。口コミにも、他の施工会社よりも対応が早いとの声が多く上がっています。また、最近ではCSR活動にも積極的に取り組んでおり、その点も評価されているようです。
顧客からの高い評判は、大手ゼネコンに集中するという結果になりました。大手に発注すれば、もちろんその分コストは高くなります。「コストパフォーマンス」の面でみると、小さな施工会社の方が良いかもしれません。自社の経済状況と照らし合わせながら、ベストな施工会社を選んでいきましょう。但し、このような大手ゼネコンが施工会社の場合の多くは、いわゆるＢ工事区分といわれる貸主側が指定する施工会社でしか工事をすることができません。よってこの場合は、企業規模にかかわらず施工会社を変更することはできません。
