オフィス移転時のおける内装工事や、既存オフィスのリフォームなどにおいて、オフィス家具の発注は欠かせません。この記事では、数あるオフィス用品メーカーの中でも、常に実績を上げ続けている業界売上TOP3の会社をご紹介します。
文房具やオフィス家具の製造・仕入れ・販売、さらにはオフィスデザインのコンサルティングも展開しているコクヨ。グループの連結売上高は約3000億円と、2位を大きく引き離している業界のガリバーです。家具の物販だけでなく、オフィス全体の内装・空間デザインのコンサルティングも手がけているのが特徴です。そのため、オフィス移転やリフォームなど、様々な状況に応じて、適切なアドバイスやオフィス家具を提供してくれることでしょう。
業界第2位の岡村製作所は、売上高は連結で約2200億円にのぼる大企業です。一般的な知名度はコクヨに比べるとありませんが、オフィス関連の会社の間では、多大な信頼を寄せられている会社です。その特徴は「製品の質」です。コクヨと同じくコンサルティングや内装業務も手がけていますが、関係者の中では、それよりも高品質な製品への信頼が厚く、特に海外のデザイナイーズチェアである「アーロンチェア」に対抗してつくられた「コンテッサ」は国内外から高い評価を受けています。
こちらも一般的な知名度はあまりありませんが、連結売上高約1300億円の「内田洋行」が業界第3位です。純粋なオフィス家具だけでみると、イトーキやプラスよりもシェアは低く、「商社」と分類されることもあります。この会社の特徴は、大手会社のオフィス移転を重点的に担っているという点です。普通は1ヶ月〜4ヶ月で終わるオフィス移転も、同社では8ヶ月という長いスパンで進行しており、従業員数が100名以上の比較的大規模な企業に対しては、他社よりも数多くの実績を積み上げているようです。
他にも、オフィス家具には新興の格安家具メーカーが参入してきています。ここに挙げた企業は、あくまで業界の売上高TOP3です。間違いないプロの質は保証してくれるでしょうが、コストパフォーマンスのことなども考慮して、オフィス家具会社を選んでいきましょう。但し、日本のオフィス家具業界に限定すると、1位は岡村製作所、2位はコクヨ、3位はイトーキとなります。