仕事には集中力と体力が必要ですが、たまにリラックスすることにより、生産性はより高くなります。そのためには、デザイン上の工夫が必要です。従業員が適度にリラックスできるよう、オフィスのデザインを工夫している会社をご紹介します。
「白猫プロジェクト」で有名なスマホゲーム会社のコロプラ。この会社のオフィスは、一見すると遊び場のようなデザインになっています。ぬいぐるみにダーツなどの他にも、観葉植物を多く用いたデザインが特徴的です。これには、デザイン担当者の「ゲームを作る会社だから、楽しい場所作りたい」という思いが込められています。また、デスクワークが中心になりがちなクリエイター達のストレスを和らげ、リラックスできる環境を提供する狙いもあるそうです。
コンピュータやネットワーク機器を扱うノックスのオフィスでは、会社の中でゴルフができるようになっています。といっても本当のゴルフではなく、社内にゴルフシミュレーターを用いて行うタイプです。社員であれば、いつでも自由に利用可能なうえ、なんとレッスンプロも常駐しているとのこと。また、取引先の訪問客と一緒に利用することもできるため、ゴルフをしながらリラックスした雰囲気で商談ができるという効果もあるようです。
グーグルのオフィスデザインは世界的に有名です。会社の福利厚生にかける想いは半端ではなく、「ここまでやるか!」といった工夫は随所に施されています。例えば、スイスのグーグルには託児所の他に子ども遊べる滑り台があったり、個室のマッサージ室や仮眠用のバスタブまで存在します。カナダのオフィスにはバンドルームも。このような、従業員をリラックスさせ、その発想力を最大限に発揮させる工夫が、グーグルの強みと言えるでしょう。
この記事で紹介した会社は、偶然にもすべてがIT企業という結果になりました。頭を使ったクリエイティブな発想を常に求められる職場では、こうした工夫が従業員のモチベーション、ひいては会社の業績に直結しているのかもしれませんね。