高校や大学を卒業し、晴れて会社に入社したときに悩むのがスーツの着こなし。長年勤めている人であっても、意外と着こなしのポイントは知らないものです。この記事では、最低限知っておきたいスーツの着こなしポイントをご紹介します。
スーツジャケットの腰ポケットに物を入れてしまう人がよくいますが、基本的には入れないというのが一つ目のポイントです。財布やカギ、スマホなどを腰ポケットに入れてしまうと、シルエットが崩れ全体のバランスがおかしくなってしまうからです。ハンカチや名刺ケースといった薄手のものも、スーツを着る際は腰ポケットではなく胸ポケットに入れるようにしましょう。どうしても持たなくてはいけないときは、ズボンのポケットに入れておけばジャケットで隠れるため、腰ポケットに入れるよりかは無難といえます。
これも、多くの人が頭を悩ませるポイントです。クールビズの場合などは、スーツジャケットを羽織るだけにして、ボタンをすべて外している人も見受けられます。しかし、スーツの着こなしの基本としては「一番下のボタンだけ外す」のが原則です。これは3つボタンであれ、2つボタンであれ変わりません。元々、ほとんどのスーツがそういった着こなしを前提に作られているため、全部のボタンをしていると逆にシルエットが崩れてしまうということも覚えておきましょう。
スーツを購入するときには、ジャケットやズボン、靴やネクタイばかりに目が行きがちです。しかし、シャツも柄だけでなく「袖口の長さ」というポイントも意識してみましょう。具体的には、「腕を伸ばした状態で手の関節が隠れる程度」が一番バランスがよいでしょう。また、スーツジャケットとの相性も忘れてはいけません。ジャケットの中から覗くシャツの袖口は「1cm〜2cm」が基本とされています。ワイシャツを購入するときは、必ず自分の腕の長さとスーツジャケット合ったものを選ぶようにしましょう。
他にもいくつかポイントはありますが、まず知っておきたい基本のポイントが上に挙げた3つです。初めて社会人になる方はもちろん、これから新しくスーツを購入しようと考えている人は、これらのポイントを参考にしてみてはいかがでしょう。