一緒の職場で毎日働いている以上、恋愛感情を抱いて付き合い、そのまま結婚するケースは多くあります。社内恋愛や妊娠、そして職場結婚など、職場における男女の人間関係において押さえておくべきポイントはどこにあるのでしょうか。
企業アンケートや口コミを見ても、社内恋愛は「秘密」にしている人が多いようです。ただ、そこまでのキッチリとした秘密ではなく「聞かれれば答える」程度のもの。その理由としては「周りに気を使わせる」「そういう目で評価をされたくない」といった意見が多く、やはり社内恋愛においては公私混同はもってのほかです。付き合っていることで周りが見えなくなったり、周囲が気を使わせたりするようでは、その後の職場の人間関係に支障をきたしかねません。公言する場合も「仕事は仕事」と必ず割り切って取り組みようにしましょう。
社内恋愛を経て職場結婚をすることになった場合、上司や同僚にはしっかり報告をしておきましょう。ただ、このときは上司→同僚という風に目上の人から挨拶をするのが基本です。結婚後も職場の人間関係を円滑にするためにも、目上の人の顔を立てるという意識をもっておいてください。もちろん、仲の良い同僚にはこっそり報告してもよいですが、「上司には自分の口から伝えるまで黙っていてほしい」としっかり釘をさしておきましょう。
社内恋愛を続けていくと、その流れで妊娠することもあるでしょう。妊娠が分かった場合は、すぐに直属の上司に相談しましょう。産む意思があるのであれば、それに向けて産休・育休の手続きをしなくてはいけませんし、各種の調整が必要になってきます。自分が抜けた後もスムーズに仕事が回るように、早めの報告をしておくのが得策です。また、同僚にも時期を見て打ち明け、産休直前にいきなり発表して職場の人間関係を崩してしまわないように注意しましょう。
職場での恋愛は、男女が働く企業であれば当然の流れです。付き合っているときはプライベートとの区別をしっかりし、妊娠したときは早めに報告、そして結婚したときは報告の順番に気をつけて、居心地の良い人間関係の保っていきましょう。