お菓子メーカーのグリコが手掛ける「オフィスグリコ」。設置の際にコストはかからず、メンテンナンスや補充の心配もありません。そんなオフィスグリコを活用して、会社の職場環境をプロデュースしてみませんか?この記事では、オフィスグリコやそれに似た取り組みを導入し、効果を挙げている事例をご紹介します。
まずは本家のオフィスグリコ。設置にかかるコストは不要、代金はお菓子代だけ、お菓子は100円均一、要望があれば他社商品もラインナップ、など多くのメリットがあり、オフィスに導入する会社数をどんどんと伸ばしてきています。また、このモデルは「利用する人がお金を払っているかどうか管理するシステムが無い」のが大きな特徴の、善意を前提としたビジネスモデルです。そのため、オフィスグリコを設置しているだけで、多少なりとも「ここで働いている人たちは信頼できる」という雰囲気をプロデュースできるでしょう。
置き薬とは「配置薬」とも呼ばれ、そのやり方自体は、300年以上前からある仕組みです。しかし、最近この仕組みがオフィスグリコの登場などで再度注目されていきています。一番有名なのは、大手薬品メーカーである「富士薬品」です。同社では、薬に関するアドバイザーによるフォローアップや、薬品以外の健康食品の配置、定期的な中身の入れ替えなど様々なサービスを行なっており、会社で働くスタッフに対し「体調が悪くなっても配置薬がある」といった気持ちを抱かせ、安心感のある職場をプロデュースできるでしょう。
こちらはオフィスグリコにヒントを得て作られたサービスです。オフィスグリコではお菓子を会社に設置しますが、この会社では「野菜」を設置します。お菓子だけだとどうしても偏ってしまう栄養価を考慮し、健康に気を使うIT企業に人気があるようです。また、取り扱っている野菜と一緒に生産者の情報も提供することで、親近感も演出しています。このサービスを利用すれば「スタッフの健康にも気を使ってる会社」というプロデュースができるのです。
このように、最近ではオフィスグリコに触発され多くの「置き◯◯」といったビジネスが流行っています。新商品を開発しなくても、仕組みを変えるだけで、まだまだビジネスチャンスが眠っているはずです。新興企業から老舗企業まで、取り入れる所は積極的に導入していきましょう。