オフィス環境の中でインテリアの果たす役割は大きな割合を占めます。インテリアが一つ違うだけで、オフィスのイメージはがらっ変わることでしょう。この記事では、オフィスをプロデュースする中でアクセントとなる、変わり種のインテリアをご紹介します。
日本最大のレシピサイトである「クックパッド」。そのお洒落なオフィスでよく使われているのは、なんと台車。使っているのは「トラスコ中山」という会社の製品で、普通の台車よりもデザイン性が優れたものになっています。特にクックパッドは社内で料理をするため、食材運搬に関してこうしたものが重宝されているとのことです。こうした、一見「それはありなのか?」といったインテリアが、企業文化と企業イメージをプロデュースする上で、有効に働く場合もあるのです。
ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイのオフィスには、自社専用の自動販売機があります。この販売機はお金を入れる必要がなく、ボタンを押すだけで飲み物が出てくるようになっています。また、スタートトゥデイの自動販売機はカラーリングも自社専用に塗りなおしており、下手をすれば「ダサい」イメージを抱かれてしまう所を、周囲の環境にうまく溶け込こませ、インテリアの一部としてトータルプロデュースすることに成功しています。
常に革新的なサービスを提供し続ける「チームラボ」。同社には「チームラボアーキテクツ」という独自の部署があり、そこで作られたオフィス製品を社内で使用しています。その中でも面白いのが、机の天板が全て分厚いメモ帳になっている「めもですく」。これであれば、思いついたことをすぐメモして切り取れます。チームラボは自社でインテリアやオフィス家具まで作ることにより、企業イメージのトータルプロデュースに成功しています。
最近ではデザイナーに依頼し、垢抜けたオフィスにする会社が増えてきました。一般的に人気にあるデザインチェアやデスクでもよいですが、こうした変わり種のインテリアを使うことによって、他社とはちょっと違った印象を与えることができるでしょう。