多くの会社や個人の住宅に向けた音楽放送で国内トップシェアを誇るUSEN。そのUSENが、オフィス向けのBGMの提供を開始したことをご存知でしょうか?USENの取り組み(2016年2月現在)を参考に、あなたの会社の事務所やオフィス環境も、音楽を使ってプロデュースしてみましょう。
USENの新しい取り組みでは、場所によって流れるBGMが変化します。オフィスエントランス、トイレ、カフェスペースなどそれぞれに適した音楽流しています。例えば、トイレはリラックスできるように落ち着いたクラシックを流したり、カフェスペースでは「酒場」の雰囲気を演出するためにジャズやヒット洋楽を流したりしています。このように、場所ごとに音楽を変えることによって、その場所の空間をプロデュースしているのです。まさに、事務所・オフィスの新しいプロデュースの形といえます。
また、流す音楽は時間帯によっても異なります。先ほど紹介したカフェスペースでは、夜は「酒場」を演出した選曲ですが、昼間の時間帯にはジャンルレスに様々な音楽を流し、居心地の良い「カフェ」の雰囲気を演出しています。USENとは違いますが、大手コンビニチェーンのローソンでは、残業を減らすために退勤時刻になると「蛍の光」がオフィスや事務所に流れるようになっているそうです。時間ごとに音楽を変えることにより、働くスタッフに時間感覚を与えることができるのも、音楽を用いた空間プロデュースと言えるでしょう。
USENのクライアントである、医療事務の人材派遣会社エムアイユーでは、スタッフの顧客対応にも変化や効果があったようです。電話対応時に他人の電話の声が聞こえて集中できなかった所にBGMを流してみたところ、自然と電話対応に集中できるようになり、顧客への対応が丁寧になったそうです。このように適切な音楽のチョイスは、スタッフの生産性に直結しています。これこそ、オフィスや事務所における音楽の力と言えるでしょう。
このように、事務所やオフィスで流す音楽に気をつけるだけで、働くスタッフはもちろん、顧客に対しても良い波及効果があるのです。気軽に取り組める、音楽による空間プロデュース。あなたの職場でも、早速取り入れてみてはいかがでしょう。