愛電株式会社様はFA制御機器の販売を主な事業とし、幅広い業界の産業を支えていらっしゃいます。FA制御機器とは、Factory Automationの略でコンピュータ制御技術を用いて工場を自動化すること、または自動化に使われる機器のことをいいます。
昨年末に本社の移転プロジェクトをサポートさせて頂きましたが、今回は大宮オフィス移転プロジェクト担当者様へインタビューさせて頂きました。大宮オフィスは新規事業部の活動拠点となっています。専門装置を用いた実験や画像処理システム開発などを担う『ラボ』を持ち合わせたオフィスです。
私たちにお話を頂いた当初は、社員の増員によりオフィスが手狭になったことで移転をご検討されていましたが、お打合せを進めていく中で、いくつかの課題を抱えていらっしゃることがわかりました。
・オフィスに届いた機器の荷捌きや出荷準備をするスペースがないために更衣室を倉庫代わりに使ってしまっていること。
・会議スペースは動線の確保ができておらず、お客様にコーヒーを出すにも不便さを感じていること。
・オープンで壁のない会議スペースのため、会話が筒抜けであること。
その他にも、使い勝手に問題を抱えているという意見が多く出てきました。
これらの問題を解決するため、 “ムダなくスペースを最大限活用できること”をレイアウトデザインのテーマとし、各スペースの業務効率を高められるよう設計しました。
今回お客様の期待値が高かったのが、『ラボ』の充実でした。
以前のオフィスでは執務室の一角で作業をされていましたが、一日中実験や研究を繰り返す緻密な作業のため、環境改善を強く望まれていました。
デスク周りには、作業に必要な様々な部品にすぐに手を伸ばせるよう、研究所などでよく用いられる棚を取り入れました。座ったままより最適な作業環境を選べるよう、リモコン操作で調光が可能な照明を導入するなど、使い勝手も追及しました。
実際に使用する開発担当者様や社員様だからこその気づきと、働く環境の最適化を重視する私たちの提案がうまく融合しお客様と一緒に作り上げたこだわりの空間となりました。
MACオフィスを選んでいただいた理由を教えて下さい。
物件を紹介いただいた会社で内装も行っていただけるため、元々はそちらに一括でお願いしようと思っていました。本社の担当者から、内装デザインについては比較検討した方がいいとアドバイスがあり、本社で工事実績のあったMACオフィスさんにもお声がけしました。私自身が移転プロジェクトを担当するのは初めてだったので『わからないことがわからない』など不安が多かったのですが、細かく確認やサポートをしていただき、安心してお任せできました。また想像以上にレスポンスが速く、対応も丁寧でした。実は、営業の担当者様と初めてお会いした時からうまくやっていけそう、と感じており、その直感は間違ってなかったです。工事が進む中でいろいろ問題は起こるだろうな。と覚悟をしていたのですが、1ヶ月ですべてのプロジェクトが滞りなく完了したことも驚きでした。唯一大変だったことが、引越前の荷物詰めでしたね。(社員の在宅勤務と重なり人手が少なくて大変でした)
実際にオフィスを活用してみて気づきはありましたか?
今回初めて取り入れたリフレッシュスペースがうまく活用されていることは想像以上でした。お昼休憩だけでなく、仕事の合間に活用し、気持ちを切り替えている社員を見かけると、照明までこだわって作ってよかったな、と、担当者冥利につきます。その一方で、フリーアドレスを導入したものの、実際は固定席のような活用になっています。これからの外部環境次第では弊社の向かうべき方向性も変わっていく可能性があります。今は移転プロジェクトを無事に終えてほっと一息ついていますが、今後も沢山相談させて頂くと思いますのでよろしくお願いします。
次回は、昨年末担当させていただきました、本社のご移転プロジェクトについてご紹介します。本社はどのような目的を持ってご移転されたのでしょうか。
次回も是非ご覧ください。
愛電株式会社様
https://www.aiden-net.co.jp/