事務所の移転や改装に伴う施工や工事。依頼した会社がどんなに高い金額を提示しても、相場を知らなければ判断すらしようがありません。この記事を見て大体の相場感を掴んでおけば、内装費で大きな損をすることはないでしょう。
一般的なオフィスや事務所の施工であれば、内装工事代の相場は大体10万円〜30万円あたりのようです。工事の項目には、様々な種類があり、私達が日頃「内装工事」と呼んでいるものも、いくつかに細分化できます。もし、複数の会社に見積りを依頼して、この金額を大きく上回るようであれば、その理由を見積書から読み取ってみましょう。また、明らかに低価格すぎる見積もりを出してきた会社も要注意です。それは「どこか大事な工程を抜かしている可能性」があるからです。ただし、これはあくまで一つの基準であり、デザインやセキュリティにより価格は大きく変動します。一概に「安ければ良い」「高ければ悪い」という訳ではありません。
もっとも手っ取り早い方法は、仕上げ材のレベルを下げることです。吸音素材かそうでないかで、 施工価格の相場は大きく変わってきます。もちろん、その分事務所の話し声などが響きやすくなるため、効果とコストは上手くバランスをとる必要があります。また、照明の種類を変更することでコストを抑える方法もあります。システム天井であれば、見た目はすっきりとしますが、その分見積もりは高くなってしまうため、こちらもよく考える必要があるでしょう。
繰り返しになりますが、求めるレベルによってその価格は大きく変動します。先に挙げた10万円〜30万円という坪単価は、あくまでごく一般的な事務所の施工の相場です。デザイン性を重視した内装デザインのオフィスなどになれば、その価格は一気に跳ね上がることでしょう。もし、この記事を見ている人の中で、正に今施工会社を探している人がいればアドバイスがあります。最近は数多くの施工見積もりサイトが存在しているため、そういったサイトを利用をして見積もりをとりましょう。そして、得られた結果を元に工務店に交渉すると、今よりコストが抑えられるかもしれません。
多くの施工会社のホームページを覗いてみても、公開されている内装工事の見積もりは坪単価あたり10万円〜がほとんどです。高すぎる会社に対してはその理由を考え、安すぎる会社にも注意しながら、慎重に依頼先を選んでいきましょう。
