株式会社エイテック様（以下エイテック様）は、【alphatackle】や【tailwalk】を中心とした自社ブランド製品の企画・開発・販売を行う釣具メーカーです。昨今の輸出需要拡大により世界45カ国に自社ブランドを輸出するなど、国内外で愛される製品づくりをされています。
近年、自社ブランド製品拡販に力を入れられるなか、エントランスを“釣具を扱っている会社”だとわかるようにしたいと考え、当社へご相談をいただきました。
エントランスの改装をする東京営業本部は、自社ビル建設から約8年。建設当初からエントランスを自社製品で彩る計画があったのですが、当時はそこまで手が回らずにいたそうです。いつか行えるようにと用意されていた空間を利用して展示したのは、エイテック様の主力ブランドであるalphatackleとtailwalkの商品です。どのように展示をしたらブランドの世界観や魅力が伝わるか、各商品の特徴やブランドメッセージを伺いました。写真を用いて商品の利用シーンを想起させ、一目で釣具メーカーだと分かる、釣りの魅力が伝わるエントランスをご提案しました。
『alphatackle』は船釣りのブランドとして主に海で利用されるため、漁船の浮かぶ海を背景にしました。釣竿はエイテック様が持つオリジナル素材”MPG”を採用した最高級モデルを展示しています。この素材はよく曲がりよく戻る特徴を持つため、釣竿を曲げて展示することでMPG素材の特徴を表現しました。曲げる角度についてもお客様と細かな調整をし、商品がより魅力的に映る展示を追求しました。
『tailwalk』は、ブランド名に込められた「水面を飛び跳ねるくらい魚が目一杯の勝負をしかけてきても、それを楽しめるくらいに心に余裕を持って、釣りと向かい合ってほしい」という想いを受け、そんな活き活きとした魚と対峙できそうな川の写真を背景にしました。ルアーフィッシングの総合ブランドとして釣竿だけでなくリールやルアーなど幅広く扱っているため、それらを飾れる展示台も用意しています。
私たちが伝えた要望に対して、スピーディー且つ具体的な形で提案をしていただきました。社内の評判も良く、お願いして良かったと思います。alphatackleは先代が立ち上げたブランドなのですが、完成したエントランスを見入っていたそうです。心にぐっとくるものがあったのだと思います。tailwalkに長く携わる社員もたくさん写真を撮っていました。釣具のデザインを自社で行っているので、つくった商品が会社の顔であるエントランスに展示されるのは誇りに思います。展示している釣具は入替にも対応できるよう提案いただいたので、次に飾られる新たな商品の開発にも注力していきたいです。
今回の工事で釣具を扱う会社だということが一目でわかるようになりました。今後も新しい仕掛けを用意していければと思っています。“釣り”は歓びがある、楽しい遊びです。メーカーとして釣具を通して皆さまにそのようなワクワクを提供する立場である以上、オフィスのエントランスもより楽しめる場にしたいという想いがあります。MACオフィスさんから水中のような照明を提案いただいたので、次回はそういったものを取り入れてみたり、他の壁面を海や大自然を連想させるようなデザインにしたり、もしくは水槽を置いてみたり、ワクワクすることを考えていきたいです。採用活動においても「何かおもしろいことをやっているな」「他の会社と違うな」というイメージを与えることができ、その効果は大きいと考えています。
株式会社エイテック様
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