取引先への手土産選び。商品の選定、相手の好み、日持ち、数など様々な点に配慮する必要があります。具体的には一体どんなコツや注意点があるのでしょうか。ぐるなびが全国1000人以上の秘書にアンケートをとって得られた結果から読み解いていきましょう。
手土産ランキングの上位5品は以下のようになっています。
①まめや金澤萬久「まめや夏の贈り物」(お菓子)
②田中屋「渦巻 幻魚せんべい」(お菓子)
③月世界本舗「月世界」(お菓子)
④薄氷本舗 五郎丸屋「T五 ティーゴ」(お菓子)
⑤桂新堂「海老づくし」(お菓子)
上位5つはいずれもお菓子で、価格は3000円〜5000円の間に落ち着いています。このランキングから、一体どのようなことが読み取れるでしょうか。
上位の手土産を見てみると、冷蔵が必要な商品はありません。また、比較的日持ちしやすいものが多いことが分かります。これは相手が食べるタイミングをある程度幅をもって選べるように配慮しているのです。例えば、冷蔵が必要なケーキを手土産に持っていく場合、その場で一緒に食べるのであれば良いですが、取引先のオフィスに冷蔵庫がなかったりその場で食べない場合などは保存に困ります。「保存が楽」「日持ちする」の2点は商品選びの際に心がけておきましょう。
手土産選びの際にもう一つ大事な視点が「取引先のオフィス全体に対して渡す」という意識です。個人のやりとりではないため、あらかじめその会社の規模は調べておきましょう。大きな企業であれば、最低でも訪問する部署全員に行き渡る個数を用意しておくことが前提です。また、「配りやすさ」も重要なポイントです。切り分けなどが必要なものは手間がかかる上に衛生上の観点から敬遠する人もいます。なるべく個別包装されたものを選ぶようにしましょう。
人気の手土産ランキングから、取引先への手土産においては
・保存が楽
・日持ちがする
・十分な数量
・個別包装
の4つのポイントが大切ということが読み取れます。今後、手土産を選ぶ際にはこれらのポイントに注意してみましょう。