「アジェンダ」「リスケ」「KPI」「UX」など、一度覚えてしまえ理解できるものの、最初聞いたときはどんな意味なのかさっぱり分からなかったビジネス用語に覚えはありませんか。新入社員にとっては、特に難しく感じてしまうことでしょう。カタカナ、英語でそれぞれ良く使われるビジネス用語をまとめてみたので、ぜひ役立ててみてください。
カタカナを用いたビジネス用語には、以下のようなものがよく使われます。最初は難しいとは思いますが、まずは何となくで覚えておきましょう。
・「アグリー」…同意する
・「アサイン」…任命・参加する
・「アジェンダ」…計画
・「アライアンス」…提携先の企業
・「イシュー」…論点、課題
・「エビデンス」…根拠
・「オンスケ」…計画通り進行する
・「キャパ」…容量
・「コミット」…約束、結果に責任を負う
・「コモディティ」…一般化、均質化
・「コンセンサス」…合意
・「コンバージョン」…成約、成果
・「コンプライアンス」…法令遵守
・「サマリー」…要約
・「シュリンク」…縮小、圧縮
・「スキーム」…仕組み、事業計画
・「スケール」…拡大
・「ステークホルダー」…利害関係者
・「デフォ」…標準(本来の意味は債務不履行)
・「ナレッジ」…価値の高い情報
・「ファクト」…事実
・「フィードバック」…改善点などの指摘・確認
・「フィジビリ」…事前調査
・「フィックス」…決定
・「フェーズ」…段階
・「ブラッシュアップ」…質を上げる
・「ブレスト」…アイデアを短時間で出し合う方法
・「ペイ」…回収
・「ベネフィット」…利益
・「ボトルネック」…一番の課題
・「マター」…氏名とセットで担当を指す
・「リスクヘッジ」…リスク回避
・「リスケ」…計画の変更
・「リソース」…資源
・「ローンチ」…公開、立ち上げ
カタカナより量は少ないものの、英語もビジネス用語として頻繁に使われます。英語は少し難しいですが、訳を覚えると理解が深まるでしょう。
・「AD(advertisement)」…広告
・「ASP(Affiliate Service Provider)」…アフィリエイトの仲介サービス
・「BtoB(Business to Business)」…企業間取引
・「CPA(Cost Per Acquisition)」…顧客単価
・「CPM(Cost Per Mille)」…広告が1000回表示されるときにかかる費用
・「CTR(Click Through Rate)」…広告がクリックされる確率
・「DM(Direct Mail)」…ダイレクトメール
・「EC(Electronic Commerce)」…ネット上の通販サイト
・「KPI(Key Performance Indicators)」…評価指数
・「LP(Landing Page)」…サービスや商品の説明、成約を促すページ
・「PV(Page View)」…サイトのアクセス数
・「ROI(Return On Investment)」…投資利益率
・「SEO(Search Engine Optimization)」…検索エンジン最適化、検索結果の上位に表示させる方法
・「UI(User Interface)」…ユーザーの使用感
・「UU(Unique User)」…サイトの訪問者数
・「UX(User Experience)」…ユーザがサービスや商品を利用することによって得られる体験
ビジネス用語を使う上で気をつけて欲しいのが、「ビジネス用語の過度な多用」です。 例えば、
「エビデンスを基にスキームを組み立て、アサインしてくれたメンバーと一緒に、コミットしてブラッシュアップしつつローンチを目指す。」
といったような使い方をすれば、用法的には間違っていませんが、「クドい」印象を与えてしまうでしょう。ビジネス用語とは共通認識のもとに意思疎通をスムーズに行うために使用されるものであって、わざわざ回りくどく難しい言い方をするものではありません。社内でビジネス用語が頻繁に使われていたとしても、社外に出たときは簡潔で分かりやすい言葉を選んで話しましょう。
ここで紹介したビジネス用語は比較的有名なものばかりですが、場合によってはその企業や業界独自の難しい言い回しなどもあるため、分からなければすぐに聞いて教えてもらうようにしましょう。また、ビジネス用語の多用にはくれぐれも気をつけて下さいね