マイルストーン・キャピタル・マネジメント様は前々回のご移転からご移転のプロジェクトを任せて頂き、この度も大手町ビルへのご移転プロジェクトも任せて頂きました。不動産会社と連携し物件のご案内から全体のプロジェクトマネジメント・工事の設計施工業務までを担当させて頂きました。

今回のプロジェクトゴールは、「お客様と従業員へのおもてなし」の構築でした。

1. 企業価値の向上
上質な来客エリアの構築と本物へのこだわり

2. 社内エンゲージメントの向上
従業員の満足の向上とストレスを感じないオフィス空間の演出

マイルストーンキャピタルマネジメント様にふさわしいデザインを構築する上で、「New Classic」というコンセプトご提案し、『期待』が『約束』という形で叶えてくれる『信頼感』が得られる設えをご提供させていただきました。
私たちが目指したものは〈確かな信頼〉への表現です。モダンの中に、流行に左右されないクラシカルな要素を取り入れることで、都会的かつプロフェッショナルとしての信頼感をもたらすテイストです。このテイストを用いることでスタッフの皆様には「ここで働きたい」と思っていただけるようなステータス感と来訪されるお客様には「依頼したい」と思わせる信頼と安心を感じていただける設えとさせていただきました。「期待」から「確かな信頼」に代わるエントランスに入った瞬間に“直観で確信する”本物の材質と上品な空間を目指してデザインをさせていただきました。

正面の壁には光沢感のあるスタッコ磨きを使用することで「成功」への期待感を演出し、エントランスを大きく圧迫していたビル躯体の柱には明るい色の天然石のタイルを使用することで存在感を敢えて残しながら、重厚感と堅実さを表現しています。入口右側のサインウォールには不燃木パネルを使用し、空間に重厚感や堅実さだけではなく木目の優しさを与える効果つけています。

来訪者に心地よいおもてなしの応接会議室
「ほっ」と落ち着く空間とエントランスからのつながりを意識しながら、デザインをさせていただきました。会議室はエントランスよりも照明も素材も明るいものにしています。それは商談をする際に安心して手元の資料を見ながら話をすることを想定しているからです。床はエントランスをつなげるツールとして、光沢感のあるグレーのタイルカーペットとワントーン明るいライトグレーのタイルカーペットを2種類使用し全体として明るさを出すことにしました。

応接室は、エントランスよりも落ち着いたカラートーンにしています。相手の顔を見ながら、その人となり、お互いの信頼関係を構築していただくための空間として、使用していただくことを目的としています。