施工実績
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株式会社ビーグリー様は、日本最大級のスマートフォン、タブレット向けマンガ配信サービス『まんが王国』や『まんがstyle』といったサービスにより「コンテンツを楽しみ、応援する人たち」と「コンテンツを創り出し、権利を保有する人たち」をさまざまな“場(プラットフォーム)”で繋ぐビジネスを展開するコンテンツプラットフォーム事業を軸に事業展開されている企業様です。
移転前のオフィスでは事業部毎に異なるフロアーに存在していた為、部署間コミュニケーションがなかなか広がらずアイディアの共有や問題解決の為の交流促進など、今回の移転を機にセクショナリズムに囚われないコミュニケーションの活性化をプロジェクトゴールとし計画の初期段階からご相談を頂きました。プロジェクトのマネジメントから設計施工までトータルに任せて頂き計画規模は約200坪
工事完了引き渡しまで約4カ月のプロジェクトとなりました。
技術開発エンジニアの方や企画・運営、PRや営業、さまざまな専門性を持つ社員様がいらっしゃるのですが以前のオフィスでは同じ部署内でのコミュニケーションはあっても他部署間でのコミュニケ―ションがどうしても不足しがちだったそうです。
「ヒトとヒトが自由にコミュニケーションを取り合い、ヒトやチームがフレキシブルな集団・会社にしたいんだ」
そんな社長様の言葉がとても印象的でした。
そこで部署の垣根を越えたコミュニケーションを生むための場として全社共通のリフレッシュエリアをご提案しました。自席付近での集中業務が多い職種柄、ふとした機会にリラックスできる環境も重要でいわゆる『オンとオフ』といった環境を作ることが必要だと感じオフィス内でも採光の良い窓側に全社員が集まることのできる空間をご提案しました。
リフレッシュエリアといってもお昼にランチを食べる為だけのエリアではなく、コーヒーを飲みにいった際に偶然居合わせた仲間と会話をしたり、会話の中から生まれたアイディアをその場で発展させたりするためにスペース中央に配置されたソファーブースでクイックにミーティングを行うことも可能です。思いついたアイディアは直ぐに仲間と共有したいもの。こうした行動が日常の人間関係を築く場となります。ソファーブースにはロールスクリーンも設置されスクリーンを降ろすことでアイディア発想の為の集中ブースとしても活用可能な空間となります。エリア内に配置されたキッチンカウンターにフードやドリンクを並べて業務終了後に社内イベントを開催したり…
スペースの活用方法はさまざまです。
一人あたりのデスク環境としては移転前と同様W1200のストレートデスクを配置しつつも全社員が一望できるオープンなオフィス環境を構築し社員の一体感を醸成しつつ自席での集中業務とリフレッシュエリアでの交流といった『オンとオフ』という環境を構築することでコミュニケーションを活性化させています。またオフィス内の一部壁面を全面ホワイトボードとする事でアイディア交換等の活発な意見交換を見える化し知識の伝承がスムーズに行われるオフィス環境を創造しています。
エントランスデザインの決定をするにあたっては『安心感や人の温もりといった心地良さが生まれることで、それぞれの創造性を思う存分発揮しあえるオフィス』というコンセプトを表現する為『快適で安心感があること』を重視しました。人が集い交流が生まれる事で、一人ひとりが仲間となり、心強い同志となる。そんな温もりを感じて頂きながらも高いプロフェッショナリズムを感じて頂けるエントランス空間を目指しました。
ビルELVの扉が開くと同時に現れるエントランスはスタイリッシュなホワイトを基調とし、温かみのある木調床や柱を配置することで快適さと安心感を表現しています。ナチュラルな素材感を持つ木調床や柱のある空間で快適性を演出しつつも透明感のあるガラス壁面と蛍光色のベース照明が空間に緊張感を与えプロフェッショナリズムも同時に感じていただける空間としてお客様をお出迎えします。ELV正面にはスポットライトで照らされたコーポレートサインと優しい曲線形状とファブリックの素材感が美しい電話台が配置され、まるでギャラリーのようなエントランスが快適さと安心感を抱かせる仕上がりとなっています。
今回㈱ビーグリー様にも私たちの「責任一貫主義」にご共感いただき、スケジュールやコスト管理の部分まで全てお任せいただきました。全てのプロセスにおいて必要な情報やコミュニケーションを見える化し、見据えるべきゴールイメージをご共有いただきながら進めさせて頂けたことで完成時に『とても良いオフィスになった』とお褒めの言葉を頂くことができました。
お客様のビジネスを理解し見た目だけのデザインではなくお客様にとって理想の【働き方をデザインする】をモットーに仕事をさせていただくことが私たちの使命です。
素晴らしい機会を頂き本当にありがとうございました。